歯周病は成人の80%が罹患しているといわれる生活習慣病の一つであり、成人以降の抜歯の多くは歯周病の進行によるものです。
統計的に60才代で10本の歯が喪失しています。(厚労省歯科疾患実態調査から)
歯周病とは、歯の周囲に付着したプラークと呼ばれる歯垢が歯と歯肉の間に入り込み、歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。
さらにプラークが硬くなると歯石になります。歯周病になると歯がぐらつき、歯ぐきから膿が出てきます。
そのまま放置すると、歯が抜け落ちてしまうという恐ろしい病気です。
また、1本にとどまらず口の中全体に広がっていき、人から人へ感染もします。
歯周病は歯を失うだけでなく、心臓病や糖尿病などの全身疾患にも悪影響を与えています。
歯周病は自覚症状が少なく、徐々に病変が進むことが多く気付いたときには手遅れになっている場合もあります。
歯を喪失しないためにも、定期的に健診を行い歯周病に対して早期に治療、予防することが大切です。
少しでも異常を感じたら、まずはお気軽にご相談下さい。