やり直しのない、長期にわたる口腔内管理 やり直しのない、長期にわたる口腔内管理

1.スタッフブログ

2015年4月17日 金曜日

4月 TERRA小屋

4月15日(水)、寺西歯科医院内セミナールームにてTERRA小屋が開催された。
本年度初の症例検討会であった。新入会員も増え30名を超えるメンバーでのスタートとなった。
今回の発表者は吉田雄太先生と吉武秀先生の2名であった。まず、吉田先生は『多数歯欠損に対しOver Dentureにて対応した症例』とういタイトルの発表だった。総義歯に準じた症例は初めてということであったが、寺西先生のセミナーで習ったステップを意識しながら治療を進めているようにみえた。細かい反省点はあるものの、頑張って治療している姿勢がうかがえた。残念ながら、肝心の診査・診断がうまくできていないので、どんどん迷宮にはまっていき、自分でも判断不能に陥っているようにみえた。逆にいうと最初さえうまく乗り越えられれば、いい結果がついてくるとも考えられる。今後もどんどん力を付けてほしい。

(発表中の吉田先生)

吉武先生は『下顎の両側遊離端欠損に対し、Removable Partial Dentureを用いて機能回復を行う予定の症例』というタイトルの発表であった。下顎にパーシャルデンチャーを用いた症例の途中経過であったが、寺西先生のベーシックコースやパーシャルデンチャーコースを受講した経験をもとに実際の臨床に取り入れている姿勢がうかがえた。技術的にも以前より向上していて頼もしくみえた。ただ、症例そのものは非常に難しいケースで、考察が不足している点が多くみられた。今後も継続的に努力し経験をつんでいってもらいたい。

(発表中の吉武先生)

さて、いよいよ2015年度の赤坂会がスタートした。今年も様々なシーンで研鑽をつみ、よりよい臨床を目指していきたい。

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2015年2月13日 金曜日

スタディーグループ赤坂会 第3回例会

2月8日(日)東京国際フォーラムにてスタディーグループ赤坂会第3回例会が開催された。
今回のテーマは「成人矯正を再考する ~治療期間短縮への挑戦~」であった。
午前中は殿塚量平先生(とのつか歯科)と 渋澤龍之先生(渋澤矯正歯科)の基調講演であった。「成人矯正を再考する」という演題で講演していただいた。MRIでの顎関節の診査や顎位の補正などお二人ならではの話は大変興味深かった。また、コルチコトミーを積極的に応用した臨床ケースは今後の矯正のスピードアップには是非応用したい内容であった。

午後からは伝法昌広先生(A.I. dental office)の特別講演からスタートした。演題は「Gummy smile correction」であった。できればセファロ分析の修復治療への応用を中心に話してもらいたかったが、一部のケースにとどまり、少々残念であった。今後、別の機会にでも是非、お話をお聞きしたい。
最後は赤坂会の佐藤博宣先生と野寺義典先生による会員発表であった。演題は「包括的に咬合再構成したⅡ級ハイアングルケース」で、かなり長い治療期間を要した症例であった。オープンバイトとガミースマイルを治療したものだが、非常に難易度が高く、なかなかうまくまとめるのが難しい症例であったと感じた。ただ、術前の診断や治療の進め方、手技にもうひとランク上のレベルを要求したい。もう一度、ケースを始めから終りまで見直して今後に繋げてもらいたい。

これで2014年度のスタディーグループ赤坂会の例会が終了した。これをもって野寺先生が会長を退くこととなる。野寺先生、3年間お疲れ様でした。矯正専門医でありながら、赤坂会の会長を立派にやり遂げたことは非常に価値のあることだと思います。大変なことが多かったと思いますが、これが財産となり今後の臨床に役立つことと思います。本当にありがとうございました。

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2015年2月6日 金曜日

日間賀島ジョイントミーティング

1月31日・2月1日、日間賀島ジョイントミーティングが開催された。このジョイントミーティングは名古屋SJCDとの合同症例検討会で3年ぶりに行われた。
初日は日間賀島観光ホテルでの会食のあと、三宅先生、吉木(雄)先生、中野先生の3名の症例発表が行われた。少々お酒が入っていたこともあり、大変活発なディスカッションが繰り広げられた。

2日目は会場を師崎荘に移し安藤先生、新藤先生、岡先生、藤田(大)先生の4名の発表が行われた。藤田先生は発表時間が少なくなったため、急きょ、昼食をとりながらのプレゼンとなった。約2時間にわたる発表&ディスカッションはとても面白い企画となった。藤田先生も満足したに違いないと思う。

今回、初めて日間賀島ジョイントに参加したが、食事といい景色といい、素晴らし経験であった。また、名古屋SJCDの方々と親睦を深められて非常に有意義な時間であった。今年第1回目のジョイントミーティングは成功裏に終わった。今後も沖縄・盛岡と予定されている。充実した会にしていきたいと考えている。

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2015年1月22日 木曜日

TERRA小屋(1月)

1月21日、今年初めてのTERRA小屋が寺西歯科医院内セミナールームで開催されました。
今月の発表者は小木曽 縁先生と平野直樹君でした。
小木曽先生は前回の発表の続きで症例がフィニッシュした状況を報告してくれました。インプラントを用いた機能回復の症例でした。ファイナルまで供覧してくれたので、前回以上に様々な質疑が繰り広げられました。症例をみた感想としては、細部にわたってはまだ考えが及んでいないのと、やはりラボとのやり取りがうまくいっていないというところでしょう。今回議論されたことをよく考えて次に活かしてもらいたいと思います。
続いて、技工士の平野君の発表は上顎4前歯の修復の症例でした。感想は「赤坂会らしくない症例だな」ということです。ケースセレクションもセンスが必要だと思います。今後は場の状況を考えて症例発表してもらいたいと思います。技術的な評価は先輩テクニシャンにしてもらうとして、担当医の診療姿勢にはかなり問題点ありと注文をつけておきたいと思います。技術だけではなく姿勢が重要ということを赤坂会メンバーには再考してもらいたいと思います。
今年もTERRA小屋からスタディーグループ赤坂会の活動が始まりました。充実した1年にしていきたいと思っております。
頑張ります!

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2014年11月27日 木曜日

赤坂会・月臨会・FCDC合同カンファレンス

11月24日、アクロス福岡にて赤坂会・月臨会・FCDC合同カンファレンスが開催された。
このカンファレンスは我々スタディーグループ赤坂会と大阪で活動する月臨会そして主に福岡で活動しているFCDCの3スタディーグループが一堂に会して症例検討会を行うことを目的として開催されたものである。当日は150名以上の参加者で熱気を帯びた会となった。
演者は高田秋介先生、脇 知邦先生(以上月臨会)、藤田大樹先生、加部晶也先生(以上赤坂会)、國﨑貴裕先生、佐伯 剛先生(以上FCDC)であった(発表順)。
コメンテーターは寺西邦彦先生と木原敏裕先生に努めていただいた。
同じSJCDの教えをベースとしていることもあり、しっかりとした診査・診断を基に治療していて違和感なく症例をみることができた。しかし、それぞれのスタディーグループの個性も垣間見られ、非常に興味深かった。
徐々にディスカッションも活発になり白熱する場面もあり盛り上がった会となった。少し残念だったのは自身の所属するスタディーグループの演者への助け舟が過ぎた場面もあったことと感じている。会としては体裁は繕えるが、実際の演者自身の勉強にはならないことが多いと思う。次回開催されるようならば、行き過ぎたフォローは控えたほうがよいと個人的には思う。
いずれにせよ、発表内容・ディスカッション・参加人数等、初めて企画した会とは思えないほどの盛会であったと思う。全ての準備をしていただいた私の大学の同級生であるFCDC・OB会会長江川光治先生とFCDCの関係者の方々に感謝申し上げたい。
今年のジョイントミーティングはこれで終わりとなったが、今後とも様々なジョイントを行い知見を広げていきたいと考えている。

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