やり直しのない、長期にわたる口腔内管理 やり直しのない、長期にわたる口腔内管理

1.スタッフブログ

2014年3月17日 月曜日

スタディーグループ赤坂会&古希の会ジョイントミーティング

3月16日(日)、新大阪丸ビル別館にてスタディーグループ赤坂会&古希の会ジョイントミーティングが開催された。これは本多正明先生を顧問とする古希の会と我々赤坂会のジョイントミーティングであった。

(古希の会顧問の本多先生。)

古希の会とのジョイントは初めての試みであり顔見知りの先生はいるものの、若干、緊張感をもってスタートした。演者とタイトルは次のようであった。
「力のリスク診断で変わる補綴設計」  大森有樹(古希の会)
「A Case Report of Comprehensive Treatment for Generalized Chronic Periodontitis with Posterior Bite Collapse. 」   吉田拓志(赤坂会)
「広汎型重度慢性歯周炎における欠損補綴     〜それでもパーシャルデンチャーを選択するとき〜」  川里邦夫(古希の会) 
「咬合再構成における機能と審美獲得の為の チームアプローチ」  髙田貴虎(赤坂会)
「インプラント治療における咬合のリスクマネージメント ~咬合のSAC分類」  米澤大地(古希の会)
 「上下顎関係のDiscrepancyの大きな無歯顎患者に対しインプラント、矯正治療を用い包括的に咬合再構成した一症例」  川崎宏一郎(赤坂会)

(集合写真。充実したジョイントミーティングでした!)

それぞれのグループの特色がでたすばらしい発表だったと思う。ディスカッションも活発に行われ非常に有意義なジョイントだった。いつも思うことだが、やはり一症例をしっかりドキュメンテーションし、その症例に集中したほうがより深くデスカッションできると感じた。今後もこのスタイルは守っていきたい。
AO、ジョイントと2週に渡ってイベントが続いて少々疲れがでているが、今週はTerra小屋が予定されている。気合を入れなおして勉強してきたい!

投稿者 北大塚歯科 | 記事URL

2014年3月14日 金曜日

AO 2014

3月6日から8日まで the Washington State Convention Center in Seattle, WA.にてThe 2014 Annual Meeting of the Academy of Osseointegration が開催された。
AO(Academy of Osseointegration )は国際インプラント学会としては最大規模のもので各国から著名な臨床家が参加している。私も赤坂会メンバーとともに参加した。

(AO会場にて。右から富澤先生、寺西先生、金城先生、私。)

AOの会場はかなり大きな会場で、様々な講演やミーティングが行われていた。最初に出席したのはデンツプライのセミナールームだった。ここでは私たちが使用しているアストラテックインプラントの新シリーズの初披露があった。ASTRA TECH IMPLANT SYSTEM EVがそれである。インプラントの形状やサイズ、内部構造まで変わりまったく違うインプラントに変貌していた。これによって初期固定やインプラント強度がさらに向上するとのことであった。日本には数年後の認可・導入されると思われるが、現在のユーザーはかなりとまどうのではないかと思われる。簡単に言うと今のシステムを総とっかえしなければならないからである。今後もその動向に注目していきたい。

(デンツプライミーティング。リンドン・クーパー先生のレクチャー。)

2日目はInternational Symposiumとして日本の臨床家たちが講演した。いつも日本で聴いているのとは違う緊張感があった。もちろん海外の聴衆も少なからず参加していた。特に昨年のAOの口演発表でアワードを取った墨先生の講演は堂々としたものであった。

(International Symposiumでの墨先生の講演。)

3日目ではCAD/CAMを応用した症例とペリインプランタイティスのリカバリー症例などを聴講した。どれも最近のトピックスで、AOという最大規模での発表だったが、う~ん?という内容もあり、今後自身でさらに勉強しなくてはならない課題もみえてきたと感じている。

(美味しいステーキも食べました!)

全体を通して素晴らしい学会に参加できて本当に良かった。シアトルの街もも少しだけ散策できて、美味しいものも食べられた。また、仲間たちと同じ時間を共有できてとても楽しく有意義であった。今後も機会があれば参加したいと思う。

投稿者 北大塚歯科 | 記事URL

2014年2月7日 金曜日

スタディーグループ赤坂会 2013年度 第3回例会

2月2日(日)、東京国際フォーラムにてスタディーグループ赤坂会 2013年度 第3回例会が開催された。今回のテーマは「The Crown & Bridge」であった。
午前中はEsthetic Explorers 前会長の青島徹児先生 (青島デンタルオフィス)と5D Japan所属の中川雅裕先生 (中川歯科医院)の講演から始まった。青島先生は『当院における治療の流れ ~Crown & Bridgeを中心に~』という演題のもと独自の視点からクラウンの永続性について解説された。歯肉縁下への形成は皆が躊躇するところであるが、技術に裏付けられたすばらしい結果を提示していただいた。今後、取り入れるとしたら、かなりのトレーニングが必要であると感じた。

(青島先生の講演)

続いて中川先生は『The Crown & Bridge ~欠損補綴の治療オプションを再考する~』という演題で講演された。最近では少なくなってきたインプラントを用いない、いわゆる歯周補綴のケースを解説していただいた。卓越した技術は皆、驚嘆するばかりで、特に再生療法には目を見張るものがあった。さすが5D Japanと思わせる仕上がりであった。厳しい状況での歯周補綴はなかなか長期に維持するのが難しいので、今後、予後も見せていただきさらに理解を深めたいと考えている。

(中川先生の講演)

午後からは会員発表へと移った。演者は加部晶也先生 (内田歯科医院勤務)、樋口敬洋先生 (樋口歯科医院副院長)、中丸 潤先生 (寺西歯科医院勤務)の3名であった。それぞれ難しい症例をまとめ上げていた。特に中丸先生のケースは比較的長期の予後をみれるものであった。結果的にうまくいかないところもあったが、示唆に富む内容で様々なことを考えさせられた。赤坂会の良さのひとつは最初のデータがはっきり残っているので、長い経過をみていくには大変都合がいいことであろう。振り返るうえで頭の中が整理しやすいのではないだろうか。治療内容もそうだが、そういった点も印象に残った。

(久しぶりの発表を行う中丸先生)

今回はインプラント以外のディスカッションが大半を占めるものだったが、新鮮で良い例会であったと感じた。今後もインプラントに偏ることなく様々な視点から学んでいけたらと思っている。
これで2013年度も無事終えることができた。しかし、もうすぐ2014年度第1回例会も控えており、今年ものんびりしてはいられない。自分の臨床を見つめなおしつつ更なる高みを目指して精進していきたい。

投稿者 北大塚歯科 | 記事URL

2014年1月30日 木曜日

パーシャルデンチャーコース

1月25,26日、寺西歯科医院内セミナールームにて寺西邦彦臨床セミナー リムーバブルパーシャルデンチャーコースが開催された。本コースは日本で数少ないパーシャルデンチャーの研修会であり約20年に渡って続いているものである。
講師陣は寺西先生をはじめキャストパーシャルの第一人者・川島哲氏。寺西先生の技工を長らく担当していたマウスプレパレーションの匠・狩野敦志氏。そして私も症例を提示させていただいた。

(寺西先生の講義)

ちなみに1月15日に移転開院した寺西歯科医院での初のセミナーであった。こけら落としにふさわしく20名以上の研修生で熱気あふれる会となった。
内容はパーシャルデンチャーの基礎から基本設計、さらにはインプラントの応用と臨床に即した幅広いものであった。川島氏の構造設計の基礎や狩野氏のマウスプレパレーションのデモも盛り込まれ充実した研修であったと感じている。是非、実際の臨床に結び付けてほしいものである。今後の成果を期待したい。

投稿者 北大塚歯科 | 記事URL

2014年1月16日 木曜日

1月 TERRA小屋

1月15日(水)、寺西歯科医院セミナールームにてTERRA小屋(勉強会)が開催された。
この日は何と寺西歯科医院の移転開院初日であった。私自身、初めてニューオフィスを拝見したが、それは想像を絶する素晴らしいオフィスであった。常々、寺西先生のアグレッシブさには驚かされているが、まさに意気込みが反映していて感嘆するばかりであった。「ご開院おめでとうございます!」

(寺西歯科医院ニューオフィス)

そして医院内のセミナールームで行う初めての症例発表をさせていただく機会を得た。大変光栄であった。発表は「上顎両側中間歯欠損に対して 両側性R.P.D.を用いて歯列弓の保全を試みた症例 ~その予後を考察する~」というタイトルでおこなった。このケースは1996年、私が寺西歯科医院勤務医時代に治療した患者さんで現在も私の医院で継続して経過を診ているものである。非常に難しい症例であり思い入れもある症例なので発表させていただいた。普段はあまり緊張しないほうであるが、ドキドキのケースプレゼンテーションであった。少しでも皆さんの参考にしてもらえればと思う。

(症例発表をさせていただいた。)

続いて寺西邦彦先生の講演が行われた。タイトルは「寺西歯科医院開設31年 Guided surgeryの変遷と現在」であった。これまでの寺西歯科医院の歴史を振り返りそして今後の意気込みを語っていただいた。そして寺西先生考案のツインチューブシステムの変遷とファシリテイトを用いたガイデッドサージェリーの融合に至るまで非常に興味深い話をいただいた。まだまだ進歩が止まらないようである。今後とも我々を高みまで導いていただきたいと思っている。

(恒例の懇親会!)

あっという間に寺西歯科医院セミナールームのこけら落としが終わり恒例の懇親会へと突入した。メンバーそれぞれの豊富を語り合い大盛り上がりとなった。
今年も「天馬」のごとく駆け抜けていきたい。
頑張ります!

投稿者 北大塚歯科 | 記事URL

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