やり直しのない、長期にわたる口腔内管理 やり直しのない、長期にわたる口腔内管理

1.スタッフブログ

2013年10月18日 金曜日

10月 Terra小屋

10月16日 寺西歯科医院内セミナールームにてTerra小屋(勉強会)が開催された。
今回の演者は小森真樹先生と町田真吾先生であった。偶然にも二人は大学の同級生ということでライバルの競演となった。
トップバッターは小森先生でタイトルは「P.T.M.を伴う慢性中等度歯周炎、一部重度歯周炎に対し、L.O.Tおよび歯周組織再生療法、インプラントにて対処した症例」であった。まだ、治療途中の症例であったが、様々なテクニックを用いて全顎的な治療に取り組んでいた。前回の発表より数段レベルアップした姿を見せてくれたと感じた。ただ、まだ診査の段階でよくまとまっていない印象を受けた。しっかりと全体像を把握して治療計画を練り上げてもらいたい。

(発表中の小森先生)

続いて町田先生のタイトルは「インプラントと矯正にて咬合再構成を行った症例」であった。町田先生は矯正学的な診査も取り入れ細かく分析していたが、初期の分析にとらわれ過ぎて治療が進むにつれて収集がつかなくなっていたようである。治療のステップごとの再評価を柔軟性をもって行ったほうがよかったのではないだろうか。

(ディスカッション中の町田先生)

今回は今後を担う若手二人が発表してくれた。切磋琢磨してさらにレベルアップしてもらいたい。

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2013年10月5日 土曜日

第15回 PSD(補綴構造設計士) 必須セミナー

9月29日(日)、八重洲富士屋ホテルにて第15回PSD(補綴構造設計士) 必須セミナーが開催された。
PSDは川島 哲氏が主宰する補綴構造設計士の協会でありキャストパーシャルデンチャーを極めた団体である。今回私も依頼を受け講演の機会を得た。私の演題は「インプラントオーバーデンチャーI.O.Dの臨床的考察」とさせていただいた。最近、専門誌等でも特集が組まれることの多い分野をできるだけわかりやすく解説できたと考えている。

(インプラントオーバーデンチャーの講演中)

私の講演のあとはPSDの会員の方々の発表が続き、最後には川島 哲氏の最新のトピックを取りいれた講演で締めくくられた。非常に有意義な時間を共有できたと考えている。今後ともトップレベルのキャストパーシャルデンチャーを臨床に取り入れていきたいと思う。

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2013年7月23日 火曜日

沖縄ジョイントミーティング2013

7月14,15日、沖縄県市町村自治会館(那覇市)にて赤坂会&WESPIC ジョイントミーティング10周年記念特別講演会が開催された。
この沖縄ジョイントミーティングは寺西邦彦氏と金城清一郎氏の発案により両氏が顧問を務めるスタディーグループ赤坂会とCLUB WESPICの合同症例検討会として2004年7月から毎年開催されるようになった。お互いのスタディーグループの垣根を超え「かりゆしウェア」のごとく胸襟を開いたディスカッションを10年間続けてきた。2011年からは榊恭範氏の所属する北九州歯学研究会・若手会も参加するようになり賑やかな会となってきた。

(100名以上の参加者が集まった。)

今年はその10周年にあたり従来の症例検討会に加え特別講演会も開かれ100名以上が参加者された。
まず、初日の14日(日)にはDaniel W.K.Kao, DDS, MS, DMD(台湾)、『Placing implant in the ridge deficiency area : several practical surgical techniques.』とDong-Seok Sohn DDS, PhD(韓国)、『Current and Future Trend on Augmentation of Atrophic Alveolar Ridge and Maxillary Sinus for Implant Dentistry 』というお二人の特別講演会であった。参加者はDr.Kaoの講演によって骨欠損の状態における術式の選択を解りやすく整理できて、Dr.Sohnの講演にって様々な骨造成のオプションを学べたのではないだろうか。

(寺西歯科医院OBが集合した!)

続いて15日(祝)は例年通り症例検討会が行われた。今年は10周年ということもり会員発表は全て英語で行うという初の試みがなされた。まさに今年のコンセプトである「アジアから世界へ」を具現化する試みであったと感じている。発表者は高田貴虎氏、友寄泰樹氏、松延允資氏、中島稔博氏、宇根 良氏、飯沼学(発表順)であった。質疑応答も活発に行われ非常に充実したジョイントミーティングであった。
来年以降も益々充実した会になるよう皆で盛り上げていきたい。

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2013年7月1日 月曜日

第31回日本顎咬合学会学術大会

6月29日・30日、東京国際フォーラムにて第31回日本顎咬合学会学術大会が開催された。
今年のテーマは「新・顎咬合学ーその魅力と可能性ー」であった。今年も国内外から多数の演者が登壇し素晴らしい講演が行われた。今年目に付いたのは若手の臨床医が多く参加していたことであった。活気みなぎる「日顎」がまたやってくる予感がした。
我々の関係でいくと今年は赤坂会顧問の寺西邦彦先生がテーブルクリニックに登場した。タイトルは「CAD/CAMインプラントブリッジISUS」であった。近年話題に事欠かないCAD/CAMの話をデモンストレーションも交えてわかりやすく解説していただいた。今後の臨床に役立てたい。

(寺西先生のテーブルクリニック)

さらに赤坂会メンバーの佐藤博宣先生が昨年行った口演発表に対してAward of the Best Presentation を受賞した。ここ数年赤坂会メンバーの発表が複数の学界やスタディーグループで評価されている。今まで地道にやってきたことの成果であろう。非常に光栄なことで今後とも続けていかなければならないと考えている。

(佐藤先生、Award of the Best Presentation 受賞!)

さて、来週はいよいよ10周年記念沖縄ジョイントミーティングである。ドーンと盛り上げていきたいと思っている。その模様はブログにてご報告したい。こうご期待!

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2013年4月22日 月曜日

WCUPS 2013

4月20,21日。ホテル ヒュンダイ(韓国、慶州)にてWCUPS2013(World Congress of Ultrasonic Piezoelectric Bone Surgery 2013)開催された。メインテーマはInterdisciplinary Approach and Future Trends in Implant Dentistry であった。

(会場のホテルヒュンダイ)

日本からはOral Presentationの部で赤坂会の吉田拓志先生が発表した(2位受賞!)。また、Invited Speakerとして赤坂会顧問の寺西邦彦先生と私が発表した。さらに沖縄ジョイントでいつも勉強させていただいているWESPIC主幹の金城清一郎先生も登壇した。

(私も発表を行った。)

皆、落ち着いた発表を行いまるで日本での講演を聴いているような錯覚を覚えたほどであった。内容は群を抜いてレベルの高い発表であり実力を十分アピールできたのではないだろうか。

(講演中の寺西先生。)

私に関しては初めての海外でのプレゼンということもあり少々緊張したが、伝えたいことは伝えられたのではないかと感じている。今後も精進し、機会があれば海外にも我々の臨床の姿をアピールしていきたい。
来年は4月にWCUPSが日本で開催される予定である。大会長は寺西先生が務めることになっている。是非、成功させたいと考えている。

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