1.スタッフブログ
2013年1月28日 月曜日
1月27日 パーシャルデンチャーコース
1月26,27日、デンツプライIH研修室にて寺西邦彦臨床セミナー(パーシャルデンチャーの基礎と臨床~インプラントとの共存を考える~)が開催された。私も自身の臨床を踏まえたレクチャーをさせていただいた。
このパーシャルデンチャーコースは不定期ではあるが20年近くに渡って続いているセミナーで、パーシャルデンチャーの真髄を習得できる日本でも数少ない研修会である。パーシャルデンチャーの歴史、基本的な考え方、設計から実際のマウスプレパレーションのデモンストレーションそして臨床ケースの供覧まで余すところなく学ことができる。副題にもある通り、最近ではインプラントをどのように取り入れるかということまで含まれている。
(寺西先生の講義)
初日には基礎的な内容の講義と設計の実際というカリキュラムであった。その後、恒例の懇親会があり、研修生全員が参加し遅くまで臨床について語り合った。とても楽しいひと時であった。
(狩野さんのデモ)
2日目は第一人者である狩野敦志氏によるマウスプレパレーションのデモンストレーションから始まった。実際にマウスプレパレーションを目のあたりにし大きくイメージが変わったのではないだろうか。その後寺西先生の講義が続き最後に私のほうからレクチャーさせていただいた。インプラントをいかにパーシャルデンチャーに応用するのかという内容で私のライフワークともいえる話をさせてもらった。少しでも受講生の臨床に活かしていただければ幸いである。
(私も話をさせてもらった)
あっという間の2日間であったが、今回もいろいろな方々と知り合え、また心を新たにすることができた。皆様に感謝したい。
今週末はスタディーグループ赤坂会例会である。今回は若手のメンバーが4名発表することになっている。活発なディスカッションを期待したい。
投稿者 北大塚歯科 | 記事URL
2013年1月21日 月曜日
1月 Terra小屋
1月16日(水)、寺西歯科医院内セミナールームにてTerra小屋が開かれました。
今年1回目の勉強会は小木曽 縁先生と根間大地先生が発表しました。二人とも初めての発表で緊張気味でした。
(トップバッターの小木曽先生。)
小木曽 縁先生は矯正治療を含めた全顎治療のケースで、途中経過の報告でした。勉強熱心な小木曽先生らしく診査データもきちんと採り治療計画を立てていました。複雑な症例なので考え方を整理するのが難しいと思われますが、まだ表面的な分析しかできていないように見えました。まだ臨床経験も浅く致し方ないところもあるが、データに振り回されることなく全体を把握してもらいたいと思います。また、矯正医とのタイアップケースなので矯正の勉強も是非してもらいたいと思う。「お任せ」では決してうまくいかないものです。赤坂会期待の若手なのでの今後の発表にも期待したいと思います。
(二人目の根間先生。)
二人目は根間大地先生でした。根間先生のケースも多数歯に渡る治療が必要なケースでしたが、診査の段階から足りないところが目立ちました。寺西歯科医院で見学をしている先生らしからぬ進め方をしているのが残念でなりません。もう少し意識を高く、自分に厳しくならなければ、赤坂会で勉強しても身にならないと思います。まだ若いので今後に期待したいと思います。
(今年も寺西先生からの優しい?お言葉から始まりました。)
いよいよ今年もはじまりました。あっという間の一年になると思いますが、気合を入れて精進したいと思います。
頑張ります!
投稿者 北大塚歯科 | 記事URL
2013年1月1日 火曜日
2013年 元旦 謹賀新年
2013年 元旦 。
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
(大塚天祖神社)
今年も例年通り大塚の天祖神社に家族で初詣に行って参りました。普段何気なく参拝しているのですが、大塚の天祖神社は鎌倉時代末から続く神社で御祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)だそうです。境内には樹齢600年以上の御神木のいちょうの木がそびえています。第二次世界大戦で社殿は全焼したそうですが、いちょうの木は破損したもののその後も残ったということです。『一個人』という雑誌にこの神社の記事が載っていて偶然みつけました。知らないことが多いことに気づかされました。
(樹齢600年の御神木)
さて、今年も様々な活動が控えています。1月16日にはTerra小屋(勉強会)が開かれ、1月26,27には寺西先生のセミナー(パーシャルデンチャーコース)のお手伝いをすることになっています。2月3日にはスタディーグル-プ赤坂会例会が開催されます。その後も続々と予定が入っています。その模様はブログにて随時ご報告します。
今年も向上心を忘れず精進していきたいと思います。
よろしくお願いします。
投稿者 北大塚歯科 | 記事URL
2012年12月10日 月曜日
2012年 スタディーグループ赤坂会特別講演会
12月9日(日)、スタディーグループ赤坂会20周年&寺西歯科医院30周年記念 特別講演会~低侵襲インプラント治療を目指して~が秋葉原コンベンションホールにて170名以上の参加者を集めて開催された。
例年この時期には赤坂会主催の講演会を開いてきたが、今年はスタディーグループ赤坂会20周年と寺西歯科医院開業30周年が重なったため盛大に執り行われた。招待演者としてはUCLA歯学部教授の小川隆広先生とテグカトリック大学口腔顔面外科教授のSohnDong-Seok先生が、さらに赤坂会顧問の寺西邦彦先生にご講演いただいた。
(講演中の小川先生)
小川隆広先生には「チタンエイジングの光機能化の科学」という演題で講演していただいた。今一番ホットなテーマである『光機能化』の基本からアップデートな話題まで生みの親である小川先生から直接お聴きでき感銘を受けた。文献に目を通したでけでは味わえない興奮を覚えたといっても過言ではない。参加者の誰もが同じ気持ちではなかっただろうか。今後のインプラント治療には無くてはならない考え方になっていくであろう。
(講演中のソン先生)
SohnDong-Seok先生は「Piezoelectric Bone Surgery & C.G.F.」という演題の講演であった。ソン先生には以前も赤坂会で講演していただいたが、今回はさらに発展した内容のお話が聴けた。特にHPISEを用いた上顎洞に対する歯槽頂アプローチはまさに低侵襲手術の代表的な術式だと考えられる。また、C.G.F.を効果的に用いた臨床も我々がすぐに取り入れることができる考え方であろう。
(講演中の寺西先生)
寺西邦彦先生は「低侵襲インプラント臨床とは」という演題で講演された。最後にお二人の講演のまとめとして我々を導いてくれるような話をしていただいた。特に補綴物への光機能化の応用は寺西先生ならではのアイディアですぐにでも取り入れたくなるような工夫が満載だった。
(総合ディスカッションでは私が司会を務めさせていただいた)
最後に短い時間だったがディスカッションも大変盛り上がり、閉会するのが惜しいくらいであった。
(岩手の工藤先生からの花束贈呈)
引き続き場所を東天紅本店(上野)に移して記念パーティーが開かれた。非常に多くの方々に参加していただき大変盛り上がり、以前から親交があった面々と旧交を温めることができた。また、例年行われている赤坂会例会の会員発表の表彰も行われた。今年は新人賞を関錦二郎君、Akasaka Award(総合2位)を内田剛也先生、Terry’s Award(総合1位)を田ヶ原昭弘先生が受賞した。その後若手の出し物等もありあっという間に楽しい時間が過ぎ閉会となった。
(沖縄から駆け付けていただいた金城先生)
これで今年の講演会、勉強会は終わりとなった。あっという間の一年だったが充実した勉強ができたと思っている。また来年も積極的に学び皆と研鑽していきたいと思う。
頑張ります!
投稿者 北大塚歯科 | 記事URL
2012年11月22日 木曜日
11月 TERRA小屋
11月21日(水)、寺西歯科医院内セミナールームにてTerra小屋(勉強会)が開かれた。
まず冒頭に百瀬君(寺西歯科医院勤務)から11月8日から10日まで行われたノースカロライナ大学での研修についての報告があった。赤坂会からは寺西先生をはじめ内田先生、工藤先生、百瀬君が参加した。とても充実した研修であったとの報告であった。来年以降も企画されているようなので機会があれば是非参加してみたい。
会員発表は三宅先生(寺西歯科医院勤務)と高木先生(たかぎ歯科医院院長)の2名であった。
(発表中の三宅先生)
三宅先生は上顎にパーシャルデンチャー、下顎にインプラントを用いて治療を行っている症例であった。寺西歯科医院での治療ということもあり診査から治療ステップまでスムースに進めているようにみえた。ただ、ひとつひとつがよく考察されていなところも見受けられた。参加者からうけた意見を参考にしてより上のステップを目指して頑張ってもらいたい。
(発表中の高木先生)
高木先生は上顎をオーバーデンチャー、下顎をパーシャルデンチャーを用いて治療を行っている症例であった。以前と比べて格段に技術が向上しているのがうかがえた。しかし、診査データの考察がまだまだ深く行われておらず、物足りなさが残った。今後も足りない部分をみがいてほしい。
これで今年のTerra小屋は終了した。参加している会員には非常に厳しい意見が飛び出し大変だと思うが、これを糧に飛躍してもらいたい。来年も素晴らしい発表を期待したい。
投稿者 北大塚歯科 | 記事URL