1.スタッフブログ
2012年11月13日 火曜日
東京SJCD第2回例会(2012)
11月11日(日)、都市センターホテルにて東京SJCD第2回例会が開催された。本会はWDCとのジョイントミーティングも兼ねて行われた。
午前中はインサービストレーニングとして六人部 廣彦先生が講演された。タイトルは「審美修復治療においてチェアサイドですべきこととは・・・ 」―Seeing is believing―であった。私個人としては以前から雑誌等で症例は拝見していたものの、六人部先生の講演は初めてお聴きした。独自の考え方と手法で審美を極めており、感嘆させられた。とても簡単にはまねできるようなやり方ではなかったが、その一部でもエッセンスを取り入れられたらと思う。
(講演中の六人部先生)
午後からはWDCジョイントミーティングの講演となった。一人目はDr.Linda C. Niessenよる「Oral Health and Systemic Health」というタイトルの講演から始まった。公衆衛生学的な内容でSJCD例会で聴くのはかなり新鮮であった。続いてDr.Cherilyn G.Sheetsによる 「Implant Superstructures: Today’s Improvement on Perio-Prosthodontics」と「 The Case for Enhanced Magnification and Illumination in Esthetic Dentistry」の二つのタイトルの講演であった。シーツ先生は『シーツ&パケット デンタルプラクティス』というかたちでパケット先生と共同で開業されているのだが、実はパケット先生には十数年前にスタディーグループ赤坂会の講演会で講師をお願いしたいきさつがあった。10年以上の歳月を経て両先生の講演を聴けたのは大変感慨深いものがあった。
(講演中のシーツ先生)
最後に登壇したのは最高顧問の山﨑長郎先生であった。「Interdisciplinary management of Complex Implant Treatment」というタイトルで短い時間であったが、大変興味深い講演で皆を魅了していた。
今年のSJCDの例会はこれで終わりであるが、来年もまた素晴らしい例会になるよう期待したい。
投稿者 北大塚歯科 | 記事URL
2012年11月8日 木曜日
アストラテック ジャパンミーティング2012
11月4日(日)アストラテック インプラントシステム ジャパンミーティング2012が都市センターホテル(東京都千代田区)にて600人以上の参加者を集めて盛大に開催された。
海外招待演者3名を含む多数の演者がアストラインプラントシステムの優位性を語り尽くした。講演はペリオ・外科・補綴・審美・技工・メインテナンス・マネージメントに至るまで多岐にわたり、竹下賢仁先生のハンズオンコースまで組み込まれたプログラムであった。
海外演者は講演順に
Dr.Clark Stanford『The role of OsseoSpeed™in changing clinical practice』
Dr.Homayoun Zadeh『Stability of peri-implant soft tissues- Biological, biomechanical & surgical determinants -』
Dr.Hugo De Bruyn『Speed is what we need:Immediate loading with Osseospeed implants- surgical and prosthetic loading protocol-』
という面々であった。
(招待演者3名による総合ディスカッション。)
3名とも講演でオッセオスピードの知見を惜しみなく披露しくれた。今後の臨床に必ずや活かされる素晴らしい内容であった。ちなみに来年4月7日(日)にスタディーグループ赤坂会主催でDr.Hugo De Bruynの講演会を予定している。ユーモアあふれる先生の講演が今から楽しみである。
今後も講演の詳細がわかり次第報告したいと思っている。
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2012年8月11日 土曜日
骨造成ハンズオンセミナーin盛岡
8月5日(日)、盛岡県歯科医師会館にて寺西邦彦先生による骨造成ハンズオンセミナーが開催された。当日は20数名の参加者で活気あるセミナーとなった。
(講義中の寺西先生)
このセミナーはインプラント手術における骨造成をマスターするために企画されたもので、チタンメッシュやCGF(Concentrated Growth Factors)の応用法や光機能化の解説まで及んだ。最近のインプラント手術には不可欠なオプションで参加者の皆さんは寺西先生の貴重な講義を熱心に聴き入っていた。
私は実習セミナーのサポートとして参加した。参加者の皆さんは以前から既知の間柄であり、和気あいあいとした雰囲気で大変充実した内容であった。
(当医院で導入したCGF精製器)
当医院でもCGF精製のための機材を導入したこともあり、参加者の皆さん同様に聴きもらしなく学んでこれたと思う。今後臨床に活かしよりよい結果を提供できると考えている。
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2012年7月20日 金曜日
7月 Terra小屋
7月18日(水)、寺西歯科医院セミナールームにてTerra小屋(勉強会)が開かれた。
今回の演者は李先生と岩下先生の2名であった。
李先生はオープンバイト(開咬)のケースを臼歯部の修復を主とした治療で機能回復を目指した症例だった。オープンバイトのケースは様々な要因をはらんでいることが多く矯正処置も含めた総合的な治療を行うことが一般的である。李先生はシンプルに咬合高径を減じることで対応していたが、今後注意深く経過観察しさらなる報告を期待したい。
(発表中の李先生)
岩下先生は反対咬合のケースをマルチループを用いた矯正治療で対応した症例であった。多数の矯正前処置が必要な症例であったが、その治療順序には様々な質問があった。また、矯正専門医からは矯正の診査や仕上がりに注文がでていた。複雑な治療が必要なケースでは治療手順も含めて慎重な対応が必要であることが再認識できたのではないだろうか。
(発表中の岩下先生)
次回Terra小屋は10月と間隔が開いてしまうが、高田先生と吉田雄太先生の発表に期待したい。
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2012年7月17日 火曜日
沖縄ジョイントミーティング2012
7月15日(日)、那覇市内の自治会館にて沖縄ジョイントミーティングが開催されました。今年で9回目となりました。
ジョイントミーティングにはClub WESPIC、KIDS(北九州歯学研究会若手会)、と我がスタディーグループ赤坂会が参加しました。今年も各グループ2名が症例発表を行いました。
発表者と演題は以下の通りでした。
〈赤坂会〉
佐藤 博宣 先生(ウィステリアデンタルクリニック) 「重度歯周疾患に対し戦略的インプラント治療を行った症例」
藤田 大樹 先生(エド日本橋歯科) 「上顎に総義歯、下顎にIODを用いて機能回復した症例」
〈KIDS〉
山本 真道 先生(ナルトミ歯科医院)「修復治療の精度向上をめざして」
田中 憲一 先生(田中歯科医院)「インプラント補綴部のメインテナンスについて ~数歯欠損症例における上部構造の臨床的考察~」
〈Club WESPIC〉
屋宜 宣寿 先生(なかわか歯科医院)「PRFの可能性」
米須 敦子 先生(米須歯科医院)「顎関節症状を伴ったフルプロビジョナルが装着された症例から学んだこと」
(今回の演者の方々。左から藤田先生、田中先生、山本先生、米須先生、屋宜先生、佐藤先生)
各演者とも短い発表時間にもかかわらず、しっかりとプレゼンテーションを仕上げており9年目の進化を感じさせるものでした。
また、ジョイントミーティング終了後には恒例の懇親会が催され親睦を深めることができました。
(参加者の皆さん)
来年はいよいよこのジョイントミーティングも10周年となります。様々なイベントも企画して大いに盛り上げたいと思っております!
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