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2012年12月10日 月曜日
2012年 スタディーグループ赤坂会特別講演会
12月9日(日)、スタディーグループ赤坂会20周年&寺西歯科医院30周年記念 特別講演会~低侵襲インプラント治療を目指して~が秋葉原コンベンションホールにて170名以上の参加者を集めて開催された。
例年この時期には赤坂会主催の講演会を開いてきたが、今年はスタディーグループ赤坂会20周年と寺西歯科医院開業30周年が重なったため盛大に執り行われた。招待演者としてはUCLA歯学部教授の小川隆広先生とテグカトリック大学口腔顔面外科教授のSohnDong-Seok先生が、さらに赤坂会顧問の寺西邦彦先生にご講演いただいた。
(講演中の小川先生)
小川隆広先生には「チタンエイジングの光機能化の科学」という演題で講演していただいた。今一番ホットなテーマである『光機能化』の基本からアップデートな話題まで生みの親である小川先生から直接お聴きでき感銘を受けた。文献に目を通したでけでは味わえない興奮を覚えたといっても過言ではない。参加者の誰もが同じ気持ちではなかっただろうか。今後のインプラント治療には無くてはならない考え方になっていくであろう。
(講演中のソン先生)
SohnDong-Seok先生は「Piezoelectric Bone Surgery & C.G.F.」という演題の講演であった。ソン先生には以前も赤坂会で講演していただいたが、今回はさらに発展した内容のお話が聴けた。特にHPISEを用いた上顎洞に対する歯槽頂アプローチはまさに低侵襲手術の代表的な術式だと考えられる。また、C.G.F.を効果的に用いた臨床も我々がすぐに取り入れることができる考え方であろう。
(講演中の寺西先生)
寺西邦彦先生は「低侵襲インプラント臨床とは」という演題で講演された。最後にお二人の講演のまとめとして我々を導いてくれるような話をしていただいた。特に補綴物への光機能化の応用は寺西先生ならではのアイディアですぐにでも取り入れたくなるような工夫が満載だった。
(総合ディスカッションでは私が司会を務めさせていただいた)
最後に短い時間だったがディスカッションも大変盛り上がり、閉会するのが惜しいくらいであった。
(岩手の工藤先生からの花束贈呈)
引き続き場所を東天紅本店(上野)に移して記念パーティーが開かれた。非常に多くの方々に参加していただき大変盛り上がり、以前から親交があった面々と旧交を温めることができた。また、例年行われている赤坂会例会の会員発表の表彰も行われた。今年は新人賞を関錦二郎君、Akasaka Award(総合2位)を内田剛也先生、Terry’s Award(総合1位)を田ヶ原昭弘先生が受賞した。その後若手の出し物等もありあっという間に楽しい時間が過ぎ閉会となった。
(沖縄から駆け付けていただいた金城先生)
これで今年の講演会、勉強会は終わりとなった。あっという間の一年だったが充実した勉強ができたと思っている。また来年も積極的に学び皆と研鑽していきたいと思う。
頑張ります!
投稿者 北大塚歯科 | 記事URL