やり直しのない、長期にわたる口腔内管理 やり直しのない、長期にわたる口腔内管理

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2012年2月7日 火曜日

2月スタディーグループ赤坂会

2月5日(日)、東京国際フォーラムにて2011年度第3回スタディーグループ赤坂会例会が開催されました。
今回のタイトルは「インプラントそのトラブルと対応」~インプラント周囲炎を中心に~でした。
当日は約90名の参加者が集まりました。
一人目の演者は辰巳順一先生明海大学歯学部口腔生物再生医工学講座歯周病学分野准教授) で、演題は『インプラント周囲炎 その現状と問題点』でした。「インプラント周囲炎」に関する考え方を整理していただき参加者は頭の中がかなりクリアになったことでしょう。

(講演中の辰巳先生)

二人目の演者は鈴川雅彦先生(AICデンタルクリニック院長)で、演題は『歯周病学的な観点からインプラントを再考する』でした。臨床家の立場から「インプラント周囲炎」の成り立ちと予防法について解説していただきました。

(講演中の鈴川先生)

続いて会員発表にうつりました。三番目の演者は藤田大樹先生(エド日本橋歯科院長)で、『Clinical consideration of peri-implant disease in maxillary molar』 という演題でした。最近、「インプラント周囲炎」を追い続けている藤田先生らしいすばらしい発表でした。

(藤田先生の会員発表)

四人目の演者は内田剛也先生(内田歯科医院院長)で、『ブラキシズム患者の36,37インプラント補綴;14年目の36インプラント破折とリカバリー』という演題でした。内田先生は赤坂会創設期からのメンバーで今回の症例も10年以上前に行われた長期のものでした。様々な示唆に富んだ内容で大変聴きごたえのある発表でした。

(内田先生の会員発表)

今回はインプラントのトラブルについてがテーマでしたが、世間で言われている真っ当な治療が行われていないことが原因で起こるものとは違うものです。報道されているようなトラブルは真摯な臨床を続けている医院ではほとんどのものが未然に防げると考えています。今、世界で語られているのは真面目に臨床を行ってたにも関わらず起きてしまうインプラント周囲炎や上部構造(かぶせ物)・インプラント体の破損などのトラブルに関してです。まだまだ未知のことがあります。それを丁寧に解き明かして対処しようと真面目な臨床家は取り組んでいます。患者さまにはダメなことは大いに声をあげていただきたいのですが、非常に良い結果を出している医院もたくさんあることを理解していただきたいですね。
今後もブログを通して皆さまに情報を発信できるようにしていきたいと考えております。
よろしくお願いいたします。

投稿者 北大塚歯科 | 記事URL

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